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(DTPtechNote:141) Re: EpsonLP9200PS3



>せうぞーさんのLPは直ってきましたか?

あ、いや、まだ直ってきません。かれこれ1週間ですね。
このへんのいきさつを、ムカっぱらまぎれに告発してみましょう(笑)。

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わたしがいま使っているプリンタは、EPSONのLP9200 PS3だ。
このプリンタは2000年の9月26日に納品された。
が、プリンタ納入後すぐにPowerMacG4(gigabit)からの出力ができないことに気がつく。プリンタ出力をすると、「I/Oショキカチュウ」というメッセージが出て、リスタートを余儀なくされてしまうのだ。
すぐにEPSONのインフォメーションセンターに問い合わせたが、知らぬ存ぜぬの一点張り。
「きっとMac OS 9.1のせいでしょう」と断言された。
しょうがなくAppleに聞いてみたが、こちらも「そのような報告はない」とのこと。
まあ、Appleの言い分を鵜呑みにするわけではないけれど、一応EPSONに報告して、その後に情報が上がってないか確認してみた。すると今度は、
「お使いのスイッチングハブに問題がある。当方は完全にテストを実施した後に製品を出荷しているのであり、まったく問題報告はされていない。わたし自身も聞いたことがない」
とのたまった。
一応LinksysのユーザーグループBBSに書き込んで(LinksysはMac環境のサポートは受け付けない)反応を見てみたが、まったく返事はなかった。
さんざん情報をかきあつめて、プリンタの直前に10BASEのダムハブをかませばよいというような情報に出会った。ちょうど、余分なハブもあったのですぐに試すと、ビンゴ! まったく問題なくするすると出てくるではないの。でもこれって要するに100BASEを捨てるってことになる。
でも背に腹は代えられない。するするの誘惑には勝てないのだ。

先日わたしの友人が同様の症状でEPSONに修理をしてもらったという。
これって結局ファームウエアのバージョンによるそうなのだ。
頼んでもいないのに毎回排出されるステイタスシートの「version:」が2.5以上がMacの100BASE対応になるという。うちのversionは2.34。
で、さっそくEPSONに電話してみた。
「保証期間を過ぎてますので、有償修理となります」
EPSON側の主張は
★この機種が発売されたのは、高速Etherボードが搭載されたMacが発売される以前であった。
★だからEPSONには保証期間以降の修理責任はない。
ということであった。あのねぇ。。。
☆PostScript搭載のプリンタの主なユーザーターゲットってMacDTPユーザーぢゃないのか?
☆LP9200発売以前にも、PCIの高速なLANボードはあったはずで、それを装着していることは当然予想できたはず。
☆つまりこのような市場に向けて堂々と「100BASE対応」と謳っておいて、実際に出ないことに責任を持たないのは詐欺に等しい。
☆なによりも、わたしが電話した時点で適正な対応がとられていれば、これは当然保証期間内の修理となるはずだ。
ということを主張したら、なんとか無料修理にしてくれた。ふう。

修理当日、昼時に来たサービスマンは
「あの、すいませんクチ忘れちゃったんですけど...」
クチとはEtherカードのことである。しょうがない、ドライバと一緒に貸してあげた。
単にファームウエアのアップデートなのに、かれこれ2時間もかかっている。それにさっきから、あちこちに電話しまくっている。なんか怪しい。
と思ったら案の定、
「あのう、、、起動しなくなっちゃんですけどぉ」
という。わたしに相談してどうするのだ、サービスマン君。壊すのがキミの仕事ではあるまい。
結局、その日はプリンタ引き上げで、その週のうちに修理ということになった。

このEPSON LP9200-PS3。現在販売されているもののファームversionも変わっていないらしい。つまりいまだにMacの100BASEに対応していないまま売られている。この件のことを教えてくれた友人も、最近買ったものなのだ。
修理に来ていたサービスマン君に
「じゃあ、Macユーザーはまだ100BASEって看板に踊らせてるわけだ」
って言って差し上げました。
彼がいうのには、
「いやあ、すべてのユーザーに知らしめる手段がないんですよ〜」
をい! 今してるハナシは今売ってるプリンタのハナシだろ! ぜんぜんハナシが噛み合わない。

ということで、こうして知らしめちゃいました。お心当たりのあるユーザーはさっそく修理センターに電話をしょう!